よくあるご質問 Q&A

 

 

Q1

心房細動と言われたのですがどうしたらいいですか?

 

Q2

冠動脈ステント治療を受けたのですがかかりつけ医になってもらえますか?

 

Q3

夜間のいびきがひどくて、時々息が止まっているといわれますがどうしたらいいでしょう?

 

Q4

喫煙するにも立場が悪くなってきているので禁煙をしようと思うのですが何かいい方法はありますか?

     

 

Q1

心房細動と言われたのですがどうしたらいいですか?

 

A1

まず、発作性心房細動なのか持続性心房細動かの確認が必要です。普段の脈は規則正しいのですが、時々脈が乱れるようなものは発作性心房細動と考えられます。24時間心電図で頻度と持続時間がどれくらいか調べることが必要です。内服でコントロールすることもできますが最近は心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)で治療することもできるようになっています。
持続性心房細動であれば持続期間がどれくらいか、心エコーで心臓が大きくなっていないかなどを確認した上で内服での治療か、心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)が可能かの判断をします。心房細動が持続して数年以内であればアブレーションで正常洞調律に戻ることも可能です。
心房細動と診断されれば、年齢や合併症などによって抗凝固療法(ワーファリンやDOAC)が必要か判断します(CHADsスコア)。
当院でパンフレットを作りましたので参照してください(受付に置いています)。

 

Q2

冠動脈ステント治療を受けたのですがかかりつけ医になってもらえますか?

 

A2

はい。ステント治療を受けられた医療施設からの紹介状をもって受診していただければ問題ありません。ただし、ステント治療を受けた医療機関で定期的に経過観察を受ける必要がありますので、その際は治療状況のお手紙を当院で記載させていただき紹介させていただきます。かかりつけ医と病院担当医の2人主治医制がおすすめです。当院では特に2次予防治療(リスクファクターの管理)を担当することになります。

<冠動脈ステント治療>
冠動脈内(心臓の周りにある大切な血管)にステントと呼ばれる金属の筒状のコイルを留置し、冠動脈血流を改善させる治療です。現時点では一般的な金属コイルと再狭窄を防ぐ薬剤の塗ってあるステントの2種類があります。それぞれのステントによって抗血小板剤の使用推奨期間が異なります。

 

Q3

夜間のいびきがひどくて、時々息が止まっているといわれますがどうしたらいいでしょう?

 

A3

まず日中に眠気があるかがポイントになります。ESS ( Epworth Sleepiness Scale) テストという簡単なアンケート形式の質問に回答していただき、11点以上であれば睡眠時無呼吸症候群が強く疑われます。そのあと自宅での検査になりますが、簡易型ポリソムノグラフィーという機械を手首に腕時計のように巻いて、鼻と指先にセンサーのついたコードを取り付け、1晩眠っていただく検査を実施します。これにより計測された無呼吸低呼吸指数(AHI; Apnea Hypopnea Index)で治療適応と判断されればCPAP(持続陽圧呼吸療法)の適応となります。当院でオリジナルパンフレットを作成しています。御参照ください。受付に置いてあります。

 

Q4

喫煙するにも立場が悪くなってきているので禁煙をしようと思うのですが何かいい方法はありますか?

 

A4

 まずは強い意志を持って禁煙することが大事です。周りにそれをサポートしてくれる方がおられるとさらに心強いと思います。しかしそうはいってもなかなか難しいのが現実です。そこで保険診療で禁煙外来というのがあります。問診や診察により適応があるかの判断を行った後、禁煙補助薬を内服、もしくは貼付していただき禁煙をします。下記に当てはまるようであれば保険適応になる可能性があります。①スクリーニングテスト(TDS)でニコチン依存症と診断されていること(スクリーニングテストは簡単なアンケート形式になっています。当院に準備していますので来院時に回答していただきます。)②ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上③禁煙治療を受けることを文書により同意していること(受診していただいてから同意書に記入していただきます。)④過去1年以内に禁煙治療を受けていないことなどです。決意された方は一度受診していただければと思います。